みなさんこんにちは。のはら菜園のかーくんです。のはら菜園日記では、兼業農家で無農薬&少量多品種栽培に挑戦している、のはら菜園の菜園情報や、オススメ野菜、オススメの食べ方などを紹介しています。
この2021年夏は、のはら菜園を本格スタートさせてから初めての夏野菜栽培だった訳なんですが、挑戦してみた結果や出来栄えと、個人的な感想を特に印象深い4つのお野菜について書いていきたいと思います。
マイクロトマトを振り返り
まずマイクロトマトって?と思われる方もいらっしゃると思うので簡単に説明すると、一般的に直径が1cm以下のトマトを特にそう呼びます。ブドウ~ちょっと大きいかなぐらい粒をイメージしていただければいいかと思います。
さて、のはら菜園では今夏初めてマイクロトマトを栽培してみたわけですが、栽培自体はそこまで難しくなかった印象です。一般的な土づくり~枝の整理~管理で、問題なく栽培することができました。甘く見ていたところとしては、収穫できる実は小さいんですが、トマトの木はしっかりしていて、ミニトマトと同じように大きくなりますし栽培スペースもしっかり使う事です。(まあ、当たり前なんですが🤣)
もう少し株間をかけて植え付けた方がよかったなというのが今年の反省点です。最初はこんなに空ける必要ある?と思っていたのですが、どんどん木が茂るにつれて隣との間隔が無くなり、途中でプチジャングル状態になり、結果的に一部の木で病気が発生するというような事もありました。
風通しが悪くなって、多湿になって、虫が繁殖したりするともう手が付けられないようになってしまう事を身をもって理解しました。病虫害が出たところはバッサリ切り捨てましたが、かなりの量の収穫チャンスを逃しました。来年は株間をしっかり空けて、枝の管理がしやすい誘引も考えて栽培しようと思っています。
白ナスを振り返り
白ナスはかなりの量が収穫できました。8月末現在でもまだ美味しい実がなっていますし、とてもいい感じに栽培できたと感じています。
なすを実際に育てるのは初でしたが、色々な情報を参考にして、実を付けすぎないようにしたり、適宜切り戻してみたり、こちらはしっかりと通気性を確保してやることで大きな病虫害も無く、順調に秋ナスへと向かってくれています。
困った事と言えば、なすを植えた畝がモグラの通り道だったという事です。ある日なすの木が数本枯れかけていて、確認すると株元がモグラの出入り口になっていたようで、根が露出して倒れかけていました。穴を埋めても数日したらまた穴が開いていたので、余程お気に入りのルートだったみたいです。。。
対策として、根元に木の枝を円形に立てることで、根元にモグラが近づけないようにしてやりました。これでとりあえずなすの木が枯れることは回避できましたが、のはら菜園とモグラさんとの戦いはこれかずーっと続くことでしょう笑
まあ、この戦いをきっかけにして、のはら菜園のロゴマークにはモグラを入れようと思ったんですがね笑🤣
バターナッツかぼちゃを振り返り
バターナッツカボチャを地面栽培?で行いました。結果としてはそこそこの収量だったとは個人的に思っていますが、それでもかなりの数を雨のタイミングで腐らせてしまったので、もっと上を目指せるかな~といった印象です。サイズ的には、1Kg超が3割、500~800g程度が5割、500g以下2割ぐらいだったと思います。
バターナッツカボチャは皮が薄くて少しの傷が命取りになりますし、多湿な状況が続くとすぐに悪くなってしまう事が分かったので、来年は空中栽培に挑戦してみようと考えています。大きな実は期待できなくなると思いますが、腐らせてしまうよりかは良いという判断です。
あと、地面で育てるとかなり広い面積を占有することになるので、畝のやりくりを考慮しても、小さな圃場しかないのはら菜園では空中栽培の方が適していそうな気がしています。
きゅうりを振り返り
きゅうりもかなりの収量でした。次々と採れるサイズのきゅうりが出てきてくれるのは、栽培していてとても楽しかったです!
週末農家の私一人では収穫が追い付かないほどの収量だったで、平日は両親に収穫してもらわなければならないほどでした😊
今現在8月末時点では、秋きゅうりの栽培を行っていますが、こちらもかなり好調で、ほぼ毎日収穫をしてもらっている状態です。きゅうりは初心者の方でも育てやすく、実もたくさん採れるので、家庭菜園で栽培して楽しいお野菜なんじゃないかと思います。
初めての夏農業の振り返り
今夏は、のはら菜園をスタートさせて初となる夏野菜の栽培になったわけですが、課題がたくさん見えてきて、今から来年の夏野菜栽培が楽しみでならない状態です笑
全体として言えることは、もう少し早めにスタートさせればよかったかな~という事です。今回は種の袋に載っているような、スケジュール感で栽培を行ってみましたが、私の圃場ではもう少し早めに進行させてもいいのかなという印象を受けました。また、近年では温暖化の影響なのか、従来のスケジュールよりも極端な話、1か月前倒しでも問題ない、むしろ推奨とおっしゃる方もおられるぐらいなので、来年はもう少し早めにスケジュールを組もうと考えています。
農業を始めたことで、今年の夏は久しぶりに季節の移り変わりを肌感覚で感じ取れた、どこか懐かしい夏となりました。幼少の頃は農業用水路でザリガニを取ったり、水田でカブトエビを取ったな~なんて思いながらの農作業でした。これからの秋冬も肌で季節を感じながら農業に邁進していきたいと思います!
それでは皆さん最後までありがとうございました。
のはら菜園 かーくん