コラム記事 野菜の育て方

エダマメを栽培してみよう!

みなさんこんにちは。
のはら菜園のかーくんです。

日本は南側(九州)と北側(北海道)とでは気候が大きく異なるので、野菜の種まきに適した時期が大きく変わってくるんですが、自分の地域に適した時期を判断する方法として、桜(ソメイヨシノ)が満開になったら、とか、田植えが本格的に始まったらなんて方法があります。
今回は、5月から各地で本格的に始まる田植えの時期に種まきを開始すると良い”エダマメ”についてご紹介したいと思います。

エダマメについて

みなさんエダマメってどんなイメージですかね?
お酒のおつまみとして不動の地位を築いているものの、特別に美味しい食べ物としての印象は薄いのではないでしょうか?
エダマメは収穫直後からどんどん味が落ちると言われていて、最も美味しいのは収穫直後に茹でて食べる事と言われています。
その昔は、湯を沸かしてからエダマメを取りに行け!と言われたほど、鮮度がめちゃくちゃ大事なんです。
なので皆さんはフルスペックのうま味を発揮しているエダマメを体験できていない可能性があるんです!!
むしろ、フルスペックのうま味を体験できるのは栽培している人の特権とも言えるんです!!
みなさん、フルスペックエダマメ気になりますよね?
では、栽培してみましょう~♪

エダマメ栽培について

エダマメ栽培はじつはそんなに難しくはないんです。
植木鉢やプランターでも問題なく栽培できますし、家庭菜園があれば小さなスペースで栽培可能です。

最近ではエダマメの種類も豊富で、一般的な緑のエダマメの他に、黒エダマメ、茶豆、など様々な種類が売られています。
ホームセンターなどの種コーナーでお好きな品種を選んでいただいたらいいんですが、初心者の方であれば、パッケージに”作りやすい”や”多収、たくさん採れる”なんて書かれている物が比較的作りやすいかと思います。
個人的なオススメ品種は”湯上り娘”という品種です。
特に味が良いと評判で茶豆風味のエダマメです。

エダマメの種をゲットしたら、培土をつめたプランターや良く耕した家庭菜園に蒔いていきましょう。
一か所に3~4粒ずつ蒔いて、最初は水をたっぷりやりましょう。また、畑に蒔いた場合は、芽が出てくるまでは寒冷紗や不織布などを上にかけておくのがオススメです。
理由は、鳥たちがやってきて、蒔いたエダマメの種を食べてしまう事があるからです。
エダマメの種=大豆ですから、鳥たちからしたら美味しいごはんです。

芽が出そろったら、弱い芽を選別して間引いて、2本残すようにします。
エダマメはマメ科の植物なので、基本的には追肥はしなくて大丈夫な場合が多いですが、葉が黄色くなったり、元気がなくなってきた場合は、化成肥料を一つまみ与えるようにしてみてください。
また、畑で育てている場合は、株の成長に合わせて、株元に土をかけてやる土寄せをするとより良いです。
エダマメは成長するとともに葉を茂らせて頭が重くなり、倒れてしまう事もあります。土寄せすることで倒伏を防ぎ、根の量を増やす効果が期待できます。

花が咲いて実が付き始めると害虫が寄ってくると思います。エダマメの代表的な害虫は”カメムシ”になります。
カメムシはエダマメの実から樹液を吸い取ります。カメムシに吸われた実は大きくなることが出来ないので、いびつな形のエダマメになってしまいます。
カメムシ対策としては、防虫ネットをかけるのがオススメです。ホームセンターに小さいサイズが販売されているので、ぜひ使ってみてください。
他の方法としては、農薬を使用する方法もありますが、家庭菜園程度の量であれば、ネットでガードしてあげた方が経済的だと思います。

種をまいてから90日~100日ぐらいで収穫時期を迎えます。
莢が黄色味を帯びると、それは収穫が遅れている証拠なので、実が膨らんできているのを確認しながら、収穫時期を見極めてください。
エダマメの収穫適期期間は5~7日間と言われているので、数日様子を見てこれ以上大きくならなさそうなら収穫してしまうというような感じでいいと思います。

収穫したらすぐに茹でて食べてみましょう!
風味、甘味が抜群な美味しいエダマメに出会えると思います!

まとめ

今回はこれからの時期(5月~6月)が種のまき時になるエダマメについて紹介しました。
エダマメは本当に足の速い野菜で、収穫直後に茹でたエダマメは風味が全然違いますよ!
ぜひみなさんも自分で育てて、フルスペックエダマメを体験してみてください。

最後までありがとうございました。
のはら菜園 かーくん

-コラム記事, 野菜の育て方
-, ,