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なすの接ぎ木に挑戦⑤~接ぎ木後の育苗~

みなさんこんにちは。
のはら菜園のかーくんです。

これまで接ぎ木の途中経過をお伝えしてきました。
今回は割り接ぎ直後の養生を終えて、通常育苗に入った苗についてご紹介したいと思います。

約2週間の遮光、減光養生を終えて、保湿用のトンネルも外してから、さらに1週間ほど経過した苗がこちらになります。

活着後苗
活着後苗 接着箇所拡大

撮影時間は11時ごろで日光がしっかり当たる時間帯ですが、穂木に萎れは見られず、穂木と台木の接着面も木質化?しており、多少引っ張っても外れなくなっています。
注意点としては、穂木と台木の接着箇所はしっかり固まっているとはいえ、強度としては弱い部分になっているので、無理な力がかからないようにすることが大事です。
この頃になると、接ぎ木から約一か月経過してきますので、台木のトナシムからも脇芽が発生してきています。トナシムが茂っても良いことは無いので、適宜脇芽を取っていきます。
脇芽を取る際は清潔に洗浄したハサミか、手でも簡単に取れるので、やりやすいほうで取ってもらえればと思います。
今後の脇芽取りの作業と共通しますが、作業は晴れた日に行い、できれば午前中にするのが良いと言われています。
理由としては、脇芽取りは植物の表面に傷口を作ってしまうので、病原菌が侵入するリスクが高くなります。少しでも早く傷口を乾燥させて、病原菌が侵入するリスクを減らす為に、晴れた日に行うのが良いとされています。

今後の予定としては、5月の中旬ごろまで育苗を継続して、蕾が付き始めた頃に圃場(畑)に植え付けようと考えています。
前回の記事で189株育苗中と報告していましたが、現時点ではさらに3株ほど穂木が脱落してしまって、186株となっています。
脱落した穂木を見ていると、細い穂木を接いだものが脱落しているので、やはりある程度茎を太くしっかりした穂木にしておくことが、成功につながりそうな気がしています。
この辺は来年の課題としておきたいと思います。

今後は、なすの植え付け後の成長なども記事にしていきたいと思います。
こうご期待です!

最期まで読んでくださりありがとうございました。
のはら菜園 かーくん

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