みなさんこんにちは、のはら菜園のかーくんです。のはら菜園日記では、平日は会社員をしながら、週末に無農薬&少量多品種栽培に挑戦している、のはら菜園の情報や、オススメ野菜、オススメの食べ方など、農に関連した話題を中心に紹介しています 。
さてこれから数回に分けて、リレー栽培についてご紹介したいと思います。
リレー栽培と聞いて、何それ?という方が多いと思いますが、リレー栽培はA野菜を栽培した畝に、続けてB野菜を植えるといった栽培方法です。
そして、リレー栽培もコンパニオンプランツのいち形態と考えることができます。
リレー栽培も、”一緒に育てる”コンパニオンプランツと同様に、お得な効果が沢山ありますので紹介していきたいと思います。
まずは簡単な導入編です。それではよろしくお願いします。
リレー栽培とは?
まずリレー栽培は”順番に育てる”コンパニオンプランツという事ができます。
冒頭で簡単にご説明しましたが、リレー栽培はある特定の野菜を育てた畝を使って、続けて特定の野菜を栽培することで、野菜の育ちがよくなったり、病気が出にくくなったりする効果が期待できます。
”一緒に育てる”コンパニオンプランツの場合は、植物が生育する過程で今まさに放出している様々な物質を効果的に利用する方法ですが、リレー栽培では、植物が「土壌に残していった」様々な物質を有効活用する方法ですので、”順番に育てる”となるわけです。
リレー栽培の特徴
まず前提としてですが、リレー栽培は、順番に植えるコンパニオンプランツなので、前作のお野菜が植わっていた土や残渣が残っていることが効果を得るための必須条件になります。
プランター栽培している方でも、同じ土を使い続ける方は応用可能かもしれませんが、基本的にはいわゆる畑での栽培に向いた栽培方法であると言えると思います。
リレー栽培で得やすいコンパニオンプランツとしての効果は次の2つです。
1:後作野菜の成長促進効果。
2:後作野菜の病気予防効果。
一緒に植えるコンパニオンプランツでは、害虫を寄せ付けない効果が花形としてありますが、リレー栽培の効果は縁の下の力持ち的な効果がメインとなります。
少し長い期間で野菜栽培を見た時に、全体として少し良い方向に導いてくれる。そんな少し地味ですが、ありがたい効果がリレー栽培の特徴です。
また、リレー栽培は次作の作物を見据えて、栽培スケジュールを計画することになりますから、効率的なお野菜栽培になるという事も特徴の一つと言えると思います。
家庭菜園で実践すると、新鮮な季節ごとのお野菜の採れるサイクルを見つけることができるんじゃないでしょうか?
まとめ
今回はリレー栽培の本当の導入部分を書かせてもらいました。
リレー栽培はお野菜を特定の順番で栽培することで、お野菜の持っている力を最大限発揮させてあげる栽培手法です。
効果は、成長促進、病気予防と少し地味ですが、全体最適化の方法としては、優秀な栽培手法になるんじゃないかなと考えています。
次の記事では、具体的なリレー栽培プランも含めて詳しく解説していきます。
続きの記事はこちら⇒【”順番に育てるコンパニオンプランツ”リレー栽培を解説-②】
それでは最後まで読んで下さりありがとうございました。
のはら菜園 かーくん