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3月~4月がまきどきの家庭菜園にオススメのお野菜

3-4月オススメ野菜サムネイル

みなさんこんにちは。
のはら菜園のかーくんです。
少しずつ気温が上がってくる3月に、今年もそろそろ家庭菜園を再開するか~と思われている方も多いのではないでしょうか?
そんな皆さんに家庭菜園(畑&ベランダプランター菜園)にオススメのお野菜を紹介したいと思います。

まず初めに今回オススメするお野菜をご紹介します。

  • ラディッシュ(二十日ダイコン) オススメ度★★★★★ 栽培簡単でサラダにオススメ!
  • ネギ(葉ネギ)オススメ度★★★★★ 栽培簡単で薬味にピッタリ!
  • スイスチャード オススメ度★★★★☆ バッタが多いところは注意!
  • ニンジン オススメ度★★★☆☆ 低温期の発芽対応が大事!
  • トウモロコシ オススメ度★★★☆☆ 害虫対策が必要だがとれたての味は最高!!

ラディッシュ

まずオススメしたいお野菜はラディッシュです。
プランター栽培、露地栽培のどちらでも手軽に育てることができます!
ラディッシュは二十日ダイコンという名前にもあるように、暖かい季節なら種をまいてから20日程度で収穫することができる、とても栽培期間が短いお野菜です。
初心者の方でも手軽に始めることができるお野菜ですが、スーパーに並ぶことは少なく、スライスしてサラダに足すと彩を添えてくれます!
3月下旬~であれば寒さの心配もほとんどなくなってくると思うので、空いたスペースやプランターに少しまいておけば4月下旬~5月上旬には食べごろになると思います。

続いてのオススメはネギになります。
特にオススメは緑の葉の部分をメインとして食べる葉ネギです!
白い茎の部分をメインで食べる白ネギは、栽培途中で土を被せる土寄せが必要になる事や、栽培期間も非常に長くなるので、小さなスペースの家庭菜園ではあまりオススメできません。
それに対して、葉ネギであれば、土寄せの必要はありませんし、3月下旬~4月上旬に種をまけば6月頃~収穫を楽しむことができます。
また、栽培中の管理についても、ネギは虫が付くこともほとんどなく、初心者の方や頻繁に菜園へ足を運べない方にもオススメです!
また、葉ネギであればベランダでのプランター栽培で十分に楽しむことができます!
そばを食べるときなど、ちょっと薬味として青ネギが欲しいときにベランダで収穫してすぐ食べるなんて楽しみ方が出来ちゃいます!!

スイスチャード

続いてはスイスチャードです。
あまり聞きなれないお野菜だとは思いますが、日本名はフダンソウと言われています。
ホウレンソウの仲間で、茎が赤、黄、白、ピンクなどとても色鮮やかなので特徴の葉物野菜です。
独特な苦みのあるお野菜ですが、私はお浸しやサラダに入れて食べています。

スイスチャードの特徴としては、暑さ、寒さに強く一度植えておくと一年を通してずーっと収穫を楽しむことができます。
また、比較的害虫も少なく栽培管理もあまり手間がかかりません。
害虫としては、オンブバッタや蛾の幼虫が付くことがあるので、オンブバッタが多い畑では防虫ネットなどの対策が必要になります。

ニンジン

次にオススメするのはニンジンです。
プランターで栽培される場合は深めの(土が20cmは入る)プランターを用意していただく必要がありますが、ベランダで栽培可能です!
また、春まきする場合は、晩抽性(花が咲くのが遅い)の品種を選ぶ必要があるのと、種まき直後の管理が重要なので、オススメ度は3としていますが、適切な品種&管理をすれば較的かんたんに栽培できるのでオススメです。
ニンジンは発芽させるところが一番難しく、発芽してしまえばあとは基本的にほとんど放置になります。
ニンジンの種は15~25℃が最も発芽しやすい温度とされていて、3月下旬や4月上旬では少し温度が足りないことが多いです。
そういった場合、農家の場合は不織布や、ビニールトンネルで保温しますが、家庭菜園の場合は、日中の気温が15℃を超えるようになってから種まきするのをオススメします。
少量で範囲が狭い場合や、プランターでの栽培の場合であれば、ホームセンターで小さく切られた不織布が売られていますので、保温して周りより一足先にニンジン栽培を始めるのも面白いのではないかと思いますよ!

トウモロコシ

続いてはトウモロコシです。
トウモロコシはプランター栽培では難しいので、畑での栽培となります。
トウモロコシの発芽適温は25~30℃と非常に高くなっています。ですが、10℃から発芽することが知られていますので、4月頃の気温になってくると十分に発芽が可能になってきます。
また、トウモロコシは発芽して、畑に植えてしまえばよほどのことがない限り枯れるという事は少ないと思います。
トウモロコシは肥料を吸収する力が非常に強い植物として知られていて、どんどん養分を吸収してぐんぐん育ちます。
ですが、トウモロコシ栽培には切っても切り離せない害虫がいます。それは、「アワノメイガ」という蛾になります。
アワノメイガはトウモロコシの雄花の香りに引き寄せられ、産卵し、孵化した幼虫はトウモロコシを食べて成長します。
外からは食害の様子がわかりにくいので、収穫して葉を剥いでみると虫食いだらけだったなんてこともよくあることです。
アワノメイガは6月下旬から発生してくるので、農家の場合は6月下旬に雄花が咲いていない状態とするため、3月上旬から種まきを初めて時期をずらしたり、農薬を使って被害を防いだりしています。
家庭菜園での対策としては、雄花を摘み取るという方法が比較的有効です。雄花が咲き、雌花に花粉を受粉させた後、雄花を摘み取って畑の外に持ち出す方法です。
アワノメイガの発生の起点は、雄花の香りに誘われて飛来する蛾の成虫なので、できるだけ飛来しないようにするわけです!
100%被害を防ぐことはなかなか難しいですが、おいしいトウモロコシを少しでも多く守れると思います。
アワノメイガ対策が大変なのでオススメ度は3ですが、とれたてトウモロコシは絶品なので、ぜひチャレンジしてみてほしいです!!

まとめ

今回は3月~4月にまける家庭菜園にオススメのお野菜を紹介してみました。
ラディッシュ、ネギ、スイスチャードは初心者さんでも簡単に栽培し収穫を楽しめると思います。
ニンジン、トウモロコシは、少し手のかかる部分があるので中級者以上向けではありますが、ぜひチャレンジしていただきたいお野菜です。
手間をかけたお野菜を収穫し食べるのはそれだけで楽しいものですよ!

最後までご覧いただきありがとうございました。
のはら菜園 かーくん

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